オンラインマガジン 2017年12月 Vol.529

2017年12月 Vol.529

川口商工会議所 会員情報誌『move(むうぶ)』から一部を掲載しています。

特集

会員の皆さまの声をカタチにします!

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今月の表紙

米ぬかKOSO風呂シンデレラ

情熱に共鳴する、情報がある。

代表 田代 由美子さん(右)
店長 田代 敏也さん(左)
川口市前上町18-1NKビル302
TEL:048-424-5500
https://www.koso-cinderella.com/

カタチにしたい想いがあった。
その情熱がたぐり寄せたのは、運命的とも感じられる学びの好機、そして、何ものに代え難いすばらしい出会いであった。

前上町にあるシンデレラは、川口では唯一となる米ぬか酵素風呂の専門店だ(2017年11月現在)。
酵素風呂といえば、美容はもとより健康への効果が、近年、注目を集めている。
最近のものかと思いきや、実は70年以上もの歴史を誇る、日本独自の伝統的な温浴療法のひとつだそうだ。

「初めて酵素風呂に入ったときに、ものすごい衝撃を受けたんです。
驚異的な発汗量に、えも言われぬスッキリ感。あっという間に虜になりました」
と話すのは、代表の田代由美子氏。この感動をみんなに伝えたい。
その情熱が起業の種をはぐくむこととなっていく。
「でも、当時の川口には酵素風呂のお店がなくて。遠方のお店は、気軽には通えない。
お友達に勧めたくても、躊躇してしまって……」
ならば、自分が作ってしまえ。
この結論に達するまでに、さほど時間はかからなかった。

とはいえ、以前は事務職に従事していたという田代氏。
経営の経験は、もちろん、ない。夫の敏也氏とともに手探りで学ぶ日々。
起業について知れば知るほど、悩みや不安も増えていく。

「それでもようやくオープンの目処が立って。そんな折、かねてから相談していた商工会議所さんに絶妙なタイミングで創業スクールを紹介してもらったんです」

経営の専門家から起業に必要な知識やビジネスプランの作成方法を学べる商工会議所の創業スクール。全5回の講義は、ネットや書籍では得ることのできなかった“生きた情報”にあふれていた。

「ともに創業を目指す受講仲間との出会いも刺激的でした。
みなさん、本当に意識が高くて。創業スクールで得た知識とそのときにいただいたアイディアやアドバイスが、
このお店の礎になっているといっても過言ではないかもしれません」

かくして、米ぬかKOSO風呂 シンデレラは、2016年11月26日、「イイフロ」の日についに開店。
1周年を迎えた今年11月にはリニューアルオープンを果たし、さらなる成長と進化へ向けて、歩みを進め続けている。


北海水産株式会社(ほっかいすいさん)

日本の食文化の継承 鯨食文化存続に努める

代表取締役 武内 嘉一郎 氏
   常務取締役 武内 真理子 氏
川口市領家4-8-17
TEL:048-223-5161 

http://www.hokkaisuisan.com/

数少ない鯨生産加工メーカー

 領家にある北海水産㈱は、平成15年に工場敷地内に気軽に鯨肉を食べられる場所「鯨食堂」をオープンし、一般のお客様にも広く鯨肉を提供している。
 創業57年を迎えた現在では、新たな事業展開として、全国のスーパーマーケットで構成する日本最大のコーペラティブチェーンへの納品を開始するなど、各地の魚市場をはじめスーパー等に鯨肉を卸し鯨の食文化を広めている。今号は数少ない鯨生産加工メーカーである同社に話を伺った。

使命は、鯨肉を広めていくこと

 「鯨肉は戦後の日本を支えてきた食文化の一つです。物が豊富でなかった時代、豚肉や牛肉が高くて買えなかった時代には大切なタンパク源として重宝されてきました。低カロリー、低脂肪、高タンパクでアレルギーが少ない等、美味しくて栄養も豊富なことから学校給食にも使われてきました。日本では商業捕鯨が禁止され、流通が少なくなってきたことから、高級魚という位置づけになってしまい、給食からは撤退していましたが、近年は鯨肉の栄養価が高いことと、安全・安心な健康食品ということで、東京都下やさいたま市では給食として再び採用してくれる学校も増えてきました。私たちは鯨肉を多くの方に食べていただき、広めていただくことを使命として考えています」
日本では、有史以前から捕鯨が行われている文化がある。鯨肉はもちろん、皮も内臓も全て食用で利用でき、食べられない骨や歯、髭は民族工芸品に生まれ変わる。可能な限り加工していて一部だけをとって捨てることはない。
「今は鯨肉を15キロごとの大きなブロックで納品していますが、今後はその五分の一の大きさ、3キロごとのブロックで納品ができないか考えています。そのぐらいの大きさだと、スーパーやまちの居酒屋、お店で手にしやすい金額にもなり、色変わりや鮮度を保ったまま消費者に提供できると思えたからです。現在、弊社の取引は関東より関西・九州地方が多いです。そちらの地方では鯨を食べる文化が今も根付いています。弊社が本場である関西や九州から取引を頂いているのは、独自の加工技術をもっているからです。鯨肉は色変わりが早くすぐ黒くなり、とても水分が多いです。そのまま利用すると血と水分で2割程度減ってしまいます。弊社では色変わりと水が出ないよう、加工に工夫して納品しています。食べやすいように鯨肉のクセを軽くさせ、味を引き出す技を持っています。その味をぜひ皆さまに知っていただきたいです」
同社で運営している「鯨食堂」では、高級と言われている鯨料理が600円から食べられることができる。懐かしいと食べられる方が多く、夏休み期間になると家族連れが来客され、親が子供に鯨のことを教えている様子も見られるそうだ。また、鯨ベーコンなどの加工品も購入することができる。

いずれは学校給食に 自然に目にとまるような流通を 

 「鯨は日本の食文化で必要不可欠なタンパク源です。栄養素が豊富でヘルシーな上に美味しい食材なので、食文化の継承としても、ぜひ川口市内の学校給食に採用していただき、お子さんを通して皆さまにもっと食べていただけたら良いと思います。今後はより一層、お客さまの目に自然にとまるように流通させていきたいと思っています」
 子どもたちが学校給食で鯨肉を食べる日はそう遠くないかもしれない。同社の鯨に対する熱い想いを支持していきたい。

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