オンラインマガジン 2017年10月 Vol.527

2017年10月 Vol.527

川口商工会議所 会員情報誌『move(むうぶ)』から一部を掲載しています。

特集

従業員の定着率の向上、福利厚生に “商工会議所が行う婚活事業”

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今月の表紙

マストミ電子株式会社

つながりは、つながりから。

代表取締役 又吉 達也 氏
川口市東川口6-19-31
TEL:048-295-5948
FAX:048-295-9752
http://www.masutomi-d.co.jp/

製造業といえば、どちらかというと、男性が多いイメージだった。
しかし、ここでは、なんとたくさんの女性たちがいきいきと働いていることだろう。
それが6年前、マストミ電子に転職した又吉達也氏が最初に抱いた印象であった。

東川口にあるマストミ電子株式会社は、複数の電線を束にして集合部品とするワイヤーハーネスと呼ばれる電子部品の加工メーカーである。創業38年目となる今年の7月、父親の後を継ぐ形で、又吉氏は2代目の代表取締役に就任した。

同社の特色は、製造の担い手が、主として女性であるということ。
それが先代のころから続いているある種の“伝統”のようなものであり、異業種から転職した又吉氏は驚いたものの、社内では、たくさんの女性がいる光景は、ごくごく“当たり前”になっていた。

「でも、あるとき、長年お付き合いのあるお客さまに言ってもらったんです。
女性が関わっている製品は、細かい気配りが光っていて、やっぱり質がいいねって。ずっと持っていたはずの
自分たちの“強み”を、改めて意識することができたんです」

それは、次代を担う又吉氏にとり、気づきであり、転機であった。
「ここを伸ばしていけないかな」

そんな風に思っていた折、商工会議所でたまたま見かけた1冊のパンフレットが又吉氏を行動へと突き動かした。
「“女性の活躍推進”の文字があって。
早速相談してみたところ、担当者の方がとても熱心にサポートをしてくださったんです。設備のこと、制度のこと、さまざまな助言をいただきました」
コツコツと実践していく日々。

もっとも大きなアクションにつながったのは、従業員に対するアンケートであった。
多くが長年会社に尽くしてくれている気心の知れた仲間たち。
あえて要望を聞くことも言うことも互いにこれまでなかったのであるが、商工会議所の介在をきっかけに、彼ら・彼女らの声を聞く機会を得て、社内の環境は、より働きやすくクリーンなものへと進化した。

又吉氏は言う。
「女性が活躍してくれると、
   男性も活躍できるんです」

男女問わず、仲間の仕事に“信頼”があるから、自分の仕事にまい進できる。
活気が増した職場の空気は、着実に成果にもつながってきているそうだ。


コミー株式会社

世界初のオリジナル商品を次々開発 なぜ?どうして?を ひらめきの感動!に

代表取締役 小宮山 栄 氏
川口市並木1-5-13(本社)
TEL:048-250-5311
FAX:048-250-5318

川口市西川口6-6-15(Qiセンター)

http://www.komy.jp/

「死角を生かす気くばりミラー」のメーカーKomy

 銀行のATMに背後からの覗き見を防止するためのミラーがついている。よくよく気を付けて見ると、同じようなミラーが公共施設や建物の曲り角、エレベーターにも設置されている。ミラーにはKomyという名が記されていた。今号は川口市に本社を構えて約30年になる“気くばりミラー”のメーカー、コミー㈱にお話を伺った。

川口の技術力向上に貢献できたら…「Qi センター」開設

 「実は、当社の始まりは看板業。その後、回転看板用の回転装置も手掛けるようになりました。あるとき知り合いから凸面ミラーをもらいました。面白そうなので、これを二つ貼り合わせ、中に小型モーターを入れて回してみました。できたのは不思議な鏡!! これを展示会に出展したところ、30個も注文してくれたお店がありました。なんと万引き防止用に購入していたのです。遊び心で作った商品が思わぬ形で人の役に立ち、今では気くばりミラーの専門メーカーとなりました」
 同社のショールームには、ヒット商品であるフラットなのに広い範囲を映すことができるFFミラー(Fantastic Flat ミラー)をはじめ、様々な鏡が置いてある。その中に、航空機に使用されているFFミラーも展示してあった。航空機に設置する器具や備品は、厳しい安全基準をクリアしなければならない。耐火性や強度等、厳しい審査を経て、現在100社以上のエアラインに、40万枚を超えるコミーのミラーが装備されている。
 「コミーは、どうすればブランド力を上げることができるのかを常に考えています。そして自社のブランド力を上げるには、地元川口市のブランド力を上げることも必要だと気づきました。当社が発展できたのは、多くの素晴らしい技術者・マーケッター・ユーザーと知り合うことができたおかげです。そこで、地元川口に世界の第一線で活躍している様々な業種の方が集まり、情報交換できる場をつくれたらと思い、6月に「Komy Qiセンター」を開設しました。ここは「コミーの商品開発の拠点」であり、また「異業種交流の場」「ものづくりの楽しさを体験できる場」としても活用していきたいと考えています。ここから川口の技術力の底上げのお手伝いができたら良いと思っています」
 Qiは「Question」&「Innovation」の略である。この建物の屋上には、その象徴となる看板がついている。“?”(なぜ)が回転して“!”(感動)になるという看板だ。「?(なぜ)から生まれる!(感動)」を子どもたちにも味わってほしいと、8月には講師を呼び「ドライアイスで遊ぼう!」という実験教室を開催した。大変好評で今後も子どもたちが楽しく科学を学べるような講座を開催する予定である。

すべてのものには物語が存在する

 「この世界にあるすべてのものには、それぞれ物語が存在します。コミーの小さな仕事の中にもひとつひとつ物語があります。コミーでは仕事の経験を物語として記録していて、最近では『Komy Short Story』という小冊子もつくりました。無料で配布しているので、ご興味のある方はご連絡ください」
 コミー㈱はこれからも“?”(なぜ)を追求しながら新しい物語を紡いでわれわれに感動を与えてくれることだろう。

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