オンラインマガジン 2016年10月 Vol.515

2016年10月 Vol.515

川口商工会議所 会員情報誌『move(むうぶ)』から一部を掲載しています。

特集

写真で見る 川口商工会議所70th~80th

―詳細はこちらからご覧くださいP5~7-

桐山工業㈱

給食を支え60年 自社一貫生産で、安全の回転釜を供給する

代表取締役社長 品川 みゆき 氏
川口市青木4-16-5
TEL:048-251-2677
F︎AX:048-252-4766
http://www.kiriyama-kettle.co.jp/
揚げパンに目を輝かせる子どもたち

 子どもたちが目を輝かせて大きな釜を見つめている。大釜の中では、揚げパンがこんがり良い色に仕上がった。8月末に開催した「川口オープンファクトリー」では約80人の親子がこ
こ桐山工業を見学しに訪れた。今号では、給食用の回転釜を製造する同社を取材した。

創業85年、給食用の回転釜を全国に販売

 全国の学校・病院・事業所・ホテル等で使用されている給食用の回転釜。ハンドルを回せば360度回転し、煮炊きから炒め物・揚げ物など調理しやすい設計になっている。市内では青木中央小学校や元郷学校給食センターをはじめ各所で活躍し、子どもたちの“おいしい給食”を作り出している。
 「当社は、本社と加須工場で一貫生産しており、細部にわたる丁寧な作業で、安心・高品質な製品を製造しています。昭和8年に鋳物業を営んでいた創業者・桐山喜一郎が設立し、海軍省の蒸気式(鋳物)三重釜の大量生産を経て、昭和30年に学校給食用のガス回転釜を開発、販売を始めました。来年は創業85年。学校給食に当社製品が使用されて以来60年、品質改良を重ね、入れ替えられながら、今日も子どもたちの食を支えていることに誇りと使命を感じています」
 
 お掃除が簡単!というのも釜には重要な要素だ。
 「業界で先駆けて開発した「三層クラッド鋼」は、鉄をステンレスでサンドすることにより、表面の錆を防ぎ、錆によるバーナーの目詰まりもなくなります。耐久性のあるステンレスと蓄熱性の高い鉄により、調理や掃除がしやすくなり作業効率もあがったと喜ばれています」
 8月下旬には、川口市学校栄養士研究会の視察を受入れ、災害用の移動式回転釜で非常食アルファ米を使用した調理を実際に行ったそうだ。食育や災害時の食が重要視されている今、イベント用・防災用としても注目が高まりそうだ。

6Sでつながる企業の輪

 工場見学の親子に、丁寧にわかりやすく説明をする品川社長。“やさしいお母さん”のように写り、子どもたちからは活発に質問が挙げられた。見学準備も揚げパン調理もスタッフ総動員で行い、事業内容や工場の存在はもちろん、この温かな会社の雰囲気も見学者に伝わったに違いない。
 「品質は人が作り出すもの。人を育てる教育も大切だと思っています。昨年からは6S活動に取り組み、『6Sでつながる桐山工業の輪(和)。目指そう、全員参加で自慢できる会社』のスローガンができました。小グループでの勉強会・意見交換会も継続して行い、個々の社員が作業効率や生産性を考える意識を高めています。当社はちょうど世代交代の時期に来ており、技術を繋いでいくとともに、ベースを作っていく重要な時期です。歴史があるから安定した仕事があることに感謝し、さらに進化できるよう務めを果たしていきたいです」


学校栄養士会視察の様子

実際に釜に触れてみる体験

元郷学校給食センター

回転釜で調理した揚げパン



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