オンラインマガジン 2015年5月 Vol.498

2015年5月 Vol.498

川口商工会議所 会員情報誌『move(むうぶ)』から一部を掲載しています。

特集

川口を元気に!-地域活動が今、アツい-

―詳細はこちらからご覧くださいP4~5―

株式会社カオリ

踊る衣装の美しさが違う!ダンス界が注目するドレスデザイナー

代表取締役 大路 渥子 氏
川口市本町4-1-6 第一ビル2F
TEL&TEL:048-224-9805 

本物のプレタポルテ

 川口駅近く、ビルの2階にきらびやかなドレスが飾ってある。㈱カオリは、社交ダンスドレスの専門店。自身もダンスが大好きという大路社長に、お話を伺った。
 「私がこだわり続けてきたのは、ダンスドレスは“スポーツウェアであれ”ということ。踊る時のフィット感、洗練されたデザイン、舞う衣装の美しさが競技者を引き立たせます。当社はプレタポルテ(高級既製服)に特化し、今まで蓄積した原型からデザインをおこし、オーダーメイドと同じように製作するので、全てが一点物となっています」

3歳の時に針を持つ

 大路氏が装飾の道に進んだのは、社会人になってから。勉強家で活発で、常に前へ前へ進む姿勢を持っている。
 「私は高卒後、信用金庫に努めていました。そのトップの方が、社会人教育に非常に熱心で、社員の夜学通学も奨励してくれていました。私も服飾の専門校(夜間)に通い、6年間かけ資格を取得。結婚・出産を経ながら通信教育等でも学び、洋裁教室を立ち上げました。実は社名の“カオリ”は娘の名に由来しています。私が考案した26か所採寸の『カオリ式補正原型』は、現在も多方面で採用されています」
 なぜ、大路氏は服飾を選んだのか…それは、ご両親の影響も大いにあるだろう。
 「私の両親はとてもオシャレで、オーダーの服をいつも愛用していました。また、社交ダンスも好きで、家でレコードをかけて母と踊ることも…。子どもながらにステキな光景だと思いました。私も中学・高校ではダンス部に入り、自然と社交ダンスも踊るようになりました。服飾を選んだ理由は、“自分だけのドレスで踊りたい”という願望でしたが、実は3歳の時から針を持っていたんです。戦時中の物がない時代、母からもらう端切れは私の宝物。大好きだった人形の枕をつくりたくて母にお願いしたら、“自分でつくってみなさい”と針をもらいました。その時、針の大切さも一緒に教えられ、その教えは今も大切にしています」

“機能的で美しく”を追求し、外反母趾用のダンスシューズを共同開発

 多くの女性が悩まされている外反母趾。競技者の中にも多く、大路氏自身も悩みの種だった。
 「激しい動きや体重の移動は足にかかり、7cmのヒールで踊るためには、シューズとの相性はとても大切です。私の足は小さくて甲が高いので、普段の靴もなかなか合う物がありません。シューズデザイナーのタケオさんにお願いし作ってもらったら気持ちよくフィットしました。そこで、外反母趾用のダンスシューズも一緒に作らないか持ちかけ、開発したんです」
 「型を起こして、一人ひとりの足にフィットするよう調整していく作業。ジャストサイズをつくるために苦労しました」(タケオ氏)
 今後の目標について大路氏は、“ダンス界を活性化したい”と語る。ダンスフロアにもなっている店内では、プロのダンサーが教えている。競技者を全力でサポートする大路氏、今後の活躍にも注目したい。


外反母趾用シューズ
ピンク色のシューズ(右)は、内側が大きくサイズを取ってあるが、美しいフォルムもキープしている。

フロアに展示しているダンスドレス。




カオリのドレスを着て踊るダンサー。

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