オンラインマガジン 2015年4月 Vol.497

2015年4月 Vol.497

川口商工会議所 会員情報誌『move(むうぶ)』から一部を掲載しています。

特集

「新しい川口」への変化を促す “中核的なチカラ”の創出

―詳細はこちらからご覧くださいP4~5―

株式会社小林ナーセリー

日本一のプレミアム花木ブランドを目指す Gran Garden ―グラン ガーデン―

代表取締役社長 小林 隆行 氏
川口市安行944
TEL:TEL:048-296-3598 
http://kobayashinursery.jp/

五感で楽しむ花木

 植木の出荷まっただ中、㈱小林ナーセリーのビニールハウスは春の薫りであふれている。同社では今年2月に、花木のオリジナル育成種を扱うプレミアムブランド「Gran Garden」を立ち上げた。今回は、同社の小林社長にお話を伺った。
 「『Gran Garden』は、『Grand』=大きい、『Garden』=庭、この二語に由来し、“小さな空間でも、大きな庭にいるような心の豊かさを楽しめる花木”を表現しています。日本の住宅の限られた空間の中でも、園芸を楽しんで欲しいという想いが込められています。例えば、この『ブッドレア』は、小さな花がまとまって房のようになります。甘い香りを漂わせ蝶を誘うことから、英名では『バタフライブッシュ』とも呼ばれます。『Gran Garden』のコンセプトは“五感で楽しむ花木”。色彩・香り・触覚で、育てる人・見る人の心に潤いをもたらすような付加価値を提供します」

UPOV(ユポフ)条約で守る オンリーワンの育成種権

 ユポフ条約とは、植物の新品種の保護に関する国際条約で、現在71か国が加盟。日本も加盟しており、「種苗法」に基づき農水省が管轄している。
 「新たな植物を開発するためには、相当な年月を要します。苦労し開発した新品種が他者・他国で勝手に栽培され利益を奪われないために、また品種保護のためにも、種苗登録が重要になってくるのです。日本植物パテント㈱という会社も運営し、そこで種苗登録や海外取引を行っています」
 「Gran Garden」では、可憐な純白や桃色のアメリカアジサイや、春から晩秋まで楽しめるドリフトローズなどを、オンラインショップで販売している。
 「当ブランドのもう一つの特徴は、育てやすく手入れが簡単なことです。元種が高さ3mになる物を1mで栽培ができたり、不稔性の種子で発芽せず周囲に広がらずに済んだり、花を楽しむためには手入れのしやすさも大切です。例えば、『ドリフトローズ』は、仏のバラの名門メイアン社によって、長い年月をかけて開発されたシリーズで、コンパクトな樹形を保ちつつ、咲き続けるという素晴らしい性質を持っています。プランターや庭植えなど、色の組み合わせ次第で自分だけのミックスカラーも楽しめます」

園芸が好きな日本人のDNA

 「古来から受け継がれる日本庭園、一大ブームとなったイングリッシュガーデンやハーブ栽培など、日本人には園芸を楽しむDNAが受け継がれているのだと思います。育種者の心を大切にし、オンリーワンの魅力を国内外に広めていきたいと思っています」
 400年の歴史を持つ「植木の里・安行」に、新たな風が吹いている。


アメリカアジサイ「ピンクのアナベル」。
同社は、ピンクリボン活動(乳がんの正しい知識、早期発見・治療等を啓発する活動)にも賛同し、イベント等で販売した「ピンクのアナベル」の売上の一部を寄付している。

ブッドレア。初夏から秋の長い期間、次々と開花する育てやすい花木。




ドリフトローズ。仏の権威あるバガテル国際コンクールで金賞受賞。丈夫なうえに開花の美しさが魅力的。5色のバリエーションがあり、育てる人のアイディア次第で楽しめる。

http://grangarden.com



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