オンラインマガジン 2015年2月 Vol.495

2015年2月 Vol.495

川口商工会議所 会員情報誌『move(むうぶ)』から一部を掲載しています。

特集

ものづくり都市・川口の伝統と信頼の証 平成26年度 川口i-mono/i-wazaブランド認定!

―詳細はこちらからご覧くださいP4~5―

株式会社栄精機製作所
有限会社フタバ

ピリッと技術力が活きる
オリジナル製品を開発したい

代表取締役 網谷 徹己 氏
川口市青木1-20-16
TEL:048-252-6833 FAX:048-255-8574
http://www.sakaeseiki.jp/
強みは、加工と溶接技術の融合

芝川沿いに、金属を加工する快活な音が聞こえる。㈱栄精機製作所は、川口で創業45年、根っからのものづくり企業だ。現在同社では、機械加工の傍ら、企業や大学との共同開発に注力している。今回は、同社社長 網谷氏に話を聞いた。
「創業当時は、生コンを現場で製造するミキサーのメーカーでした。それが昭和50年代、工場でつくり運ぶ生コン車が主流になり、現場で使うミキサーの需要も少なくなりました。それから、部品の機械加工に経営転換しました」
同社では、5トンにもなる座標計測器から、手のひらサイズの機械部品まで、加工を請け負っている。「当社の強みは、加工技術と溶接技術の融合です。材質も鉄・非鉄どちらにも対応し、一貫生産で受注することで、短期で納品することができます。「高品質」であることは当たり前。それは、“川口の製造業”であれば当然のことです」と社長は語る。

「×SAKAE」の技術力で企業・大学と共同開発

現在、力を入れているのは、設計社や企業・大学との共同開発。その一つに、制震補強金具「BOSHIN」(ボウシン)がある。
「以前、共同開発をさせていただいた企業様からのご紹介で、問い合わせがありました。『BOSHIN』は、弓型の美しい曲線でデザインも最高に素晴らしいですが、制震補強部品ですので、制震と復元力を最大限に製品に反映させるのに苦労しました。ステンレスのばね鋼で、硬度や3枚の板の調整など何度も試験を重ね、施工もしやすい製品が完成しました。売れ行きも好調で、毎月注文いただいています」
また、網谷氏が町会で取り組んだ「芝川浄化プロジェクト」が縁で、芝浦工業大学と車いすの共同開発も進めている。
「当社に限らず中小の製造業は、技術力はあるけれどデザインや開発力を欠きます。それを他企業や大学とコラボすることにより、付加価値の高い製品を生み出すことができます。ヒット商品でなくても、小粒でもピリッとからい役立つ製品を造っていきたいと考えています」

「公共心」を重んじる

網谷氏は、ギフト・ノベルティ等を取り扱う(有)フタバも経営している。創業当初、祖母がタオルやカレンダーなどを行商していた経緯があるとのことだ。経営者であり、川口を愛する一人の市民であり、網谷氏は「公共心」を重んじている。
「以前、『芝川浄化プロジェクト』で地域の皆さんと活動したことがあります。子どもたちに“自分が育ったふるさとの風景”として、芝川が心に残ってほしいと思いました。自社の成長も大事。私は、『メイド・イン・川口』にこだわりたい。だからこそ、この街の地域も住民も元気であってほしいと願い、活動しています」。経営に対する鋭い視点を持つ一方、川口への愛にあふれエネルギッシュに活動する網谷氏。そういう一人ひとりの情熱が、地域の未来をつくっていくのだろう。


制震補強金具「BOSHIN」(ボウシン)

工場内。

網谷氏経営の(有)フタバが販売するカタログギフト。2,500~50,000円の価格帯で、商品の内容も充実。

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