オンラインマガジン 2014年4月 Vol.485

2014年4月 Vol.485

川口商工会議所 会員情報誌『move(むうぶ)』から一部を掲載しています。

川口商工会議所平成26年度事業計画・収支予算
「新しい川口への変化を促す “中核的なチカラ”の創出

第2期中期行動計画を事業活動及び組織運営の指針として内外に共有し、地域総合経済団体として会員、市民、地域に役立つ商工会議所を目指し邁進していきます。

-詳細はこちらからご覧くださいP4,5

埼玉高速鉄道株式会社

新たな施策を次々と打ち出し
幅広い層にアピールを行う

代表取締役社長 近藤 彰男 氏
さいたま市緑区大門字宮下3888

TEL:048-878-6845

FAX:048-878-6848

http://www.s-rail.co.jp/

川口安行の盆栽を積極的にPR 川口市内を南北に横断する埼玉高速鉄道。今回は、これを運営する埼玉高速鉄道株式会社(略称 SR=Saitama Railway Corporation)の社長、近藤彰男氏に話を聞いた。近藤氏といえば、ソニー在籍時にはソニーUK(イギリス)の部門のトップを務め、ソニー退社後は日本テレコム・アメリカ社長、日本ジェムプラス社長などを歴任した実力者。2007年に現職に就任し、2009年以降、同社が減価償却前黒字を達成する原動力となった。では、近藤氏はどうやって同社の経営を改善に導いたのか。具体的に聞いていこう。
「輸送人員を増やすため、『人がなぜそれを買うのか』というマーケティングの原点に立ち帰って、色々とやりました。当社は基本的に通勤路線ですから、ウイークデーの通勤時間帯以外の収入が振るわない。そこで私が力を入れたのが、川口安行の盆栽のPRでした。川口の緑化センターと組んで、都内で行う盆栽のミニイベントを大々的に宣伝し、都内の人に川口安行に足を運んで頂けるよう仕掛けたわけです。その際は外国人デザイナーを使ってスタイリッシュなポスターを制作し、六本木や麻布十番の飲食店にパンフレットを配るなど、様々な活動を行いました。結果的にこうした手法が効いて、都内でのミニイベントは大成功。今後は川口市のほか、盆栽を売りにするさいたま市などと協力して、もっと広域で仕掛けができないかと考えています」子ども向け企画を作った理由とは?

このほか、近藤氏が入社当初から感じていた課題のうち、近年になり解決に向けて動き出したものがあるという。
「ひとつはブランディング(ブランドの価値を高める戦略)。もうひとつはホームページの刷新です。まずブランディングですが、昔の仲間と話をすると、皆が『埼玉高速鉄道ってどこにあるの?』と口を揃えていうんです。ほとんどの人が知らないわけなんですね。効果的に沿線施設をPRするためにも、ブランディングによって当社の知名度とイメージを向上させる必要がある。そのための戦略のひとつが、小学校に向けて提案した無料プログラム『鉄道体験学習』だったわけです。子ども相手のブランディングに意味があるのか?との疑問もあるかと存じますが、子どもたちは将来大人料金を払ってくれる貴重なお客様です。それに、子どもが喜ぶと学校もご両親も喜ぶ。すると、当社のファンが増えて、将来色々なことができる可能性が出てくるわけです」

HPを一新し沿線との共存共栄を図る

次にもうひとつの課題、ホームページ(以下HP)の刷新について聞いてみよう。
「HPは会社の顔ですよね。どんな会社か、沿線に何があるか、それらをPRするのにHPはすごく役に立つわけですよ。そこで、当社と沿線をより広く知っていただくために、昨年に一新したんです。新しいHPの目玉はタウン情報の『えすあーる』。現在はこれをより充実させるべく、沿線の施設や店舗様に対し、HP内で無料掲載の募集を行っているところです。こうした活動を行うのは、沿線の企業やお店とともに栄えていきたいからです。たとえば、お客様が当社のHPを調べて、沿線で行きたいお店が見つかれば、当社を使ってそのお店に行ってくれる。お互いのビジネスチャンスが増えるんですね。今後は、こうしたWin-Winの関係(双方が満足する関係)をどんどん広げていきたいと思っています」
このほか、グッズ販売や企画乗車券の販売、各種イベントの企画など、積極的な取り組みを行い、着実に成果を上げてきた近藤氏。次は一体どんな手を打ってくるのか、今後の活動に注目したい。


浦和美園から赤羽岩淵に至る14.6㎞の区間で運行。
10年連続で運転無事故事業者表彰を受けるなど、
安全対策にも定評がある。

近藤氏が企画に関わった浦和レッズとのコラボグッズ「レッズコバトン」。発売直後から2時間で2000個を完売した人気商品だ。

都内の麻布十番で行われたミニイベント「川口安行の植木・盆栽展」。2日間の来場者は延べ 3153人と大盛況のうちに終わった。

駅の内部や車両の洗浄の様子などが見学できる鉄道体験学習。子どもたちから感謝の手紙が多く寄せられるなど、反響も大きい。

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