導入事例

シリーズ1 美容院やネイルサロン、サービス業のDX活用

美容院・ネイルサロン・マッサージ等の店舗を構えたサービス業の特徴としては、(1)お客様と一対一で施術をする、(2)お客様名簿を作成して固定客獲得を狙うことがあげられます。つまり、施術の技術力や設備はもちろんのこと、顧客を掴んで離さないことが必要です。

そこでこれらのお店ではどのようにDXを活用しているかをご紹介します。私は普段、地元で個人経営の美容院やネイルサロンに通っており、そのお店は店主・従業員合わせて数名で切り盛りしています。今回ご紹介するのは、それらのお店で私が実際に体験しているサービスです。

(1)スタンプサービスの自動化

紙のスタンプカードにハンコを押す仕組み、ハンコがどんどん溜まっていくと楽しいですよね。でも「カードを忘れた、失くした」場合はゼロからやり直しになってしまいます。そこで、お客様が持ち歩いているスマートフォンの中にスタンプ機能を持たせる仕組みがあります

画像1:LINEショップカード(LINE for Businessのサイトより引用)

たとえばLINEショップカード(画像1)です。LINEを使っているお客様が、自分のスマートフォンで店頭のQRコードを読み取るだけで、簡単にポイントがたまります。自社で仕組みを用意する必要はありません。LINEショップカードは、LINE公式アカウントの無料プランでも利用できるので、お試しで始めて見てもよいですね。

詳しくは<公式 LINEショップカードの活用方法|作成方法や導入事例>でご覧ください。

(2)予約受付の自動化

施術中に予約電話がかかってきても受けられず、貴重なお客様を取り逃がしてしまう…そんな思いはしたくありませんよね。またお客様は自宅で夜、お風呂上りにゆっくりスマホから予約したい・・・そんなニーズを持っています。

そこで活躍するのが、インターネット上の予約サイトの利用、また予約受付機能を持つレジの利用などの方法です。

予約サイトの利用では「ホットペッパービューティー」等が有名です。自社でWEBサイトを持たない中小サービス店では、自社サイト代わりにも利用できます。

パワーナレッジPOS(株式会社Groonyのサイトより引用)

また予約受付機能を持つレジとしては、パワーナレッジPOSなどがあります。

レジとしては高機能ですが、IT導入補助金を利用して安価に購入することも可能です。

これらを利用する際は、無料の場合もありますし、費用が掛かる場合もあります。費用対効果、手間の削減、顧客満足度の向上等の様々な視点から、「うちでも導入できるかな?」と研究してみてください。お客様が数名増えれば、月額利用料が回収できて、粗利益率の向上につながる可能性もあるのです!

最後に、直接お客様の体に触れるサービス業に従事する皆さん、感染対策に気を使って大変な毎日をお過ごしと思います。ですが、DXのチカラを使って、少しでも楽に業務をこなせるようにご一緒に考えていきませんか?ぜひ川口商工会議所にお気軽にご相談ください!

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