オンラインマガジン 2018年9月 Vol.538

2018年9月 Vol.538

川口商工会議所 会員情報誌『move(むうぶ)』から一部を掲載しています。

特集

新制度スタート!

生命共済「けやき」が生まれ変わります!

詳細はこちらからご覧くださいP4~5

今月の表紙

株式会社フジムラ製作所

信頼への、新たな試み。

代表取締役 藤村 智広さん
川口市領家3-15-1
TEL:048-225-7781
http://www.fujimurass.com
『もし自分がお客さまの立場だったら・・・』
おそらく、これは、事業を営むすべての者が、
一度は指針を求めたであろう、ある種の命題といえるだろう。
株式会社フジムラ製作所の代表、藤村智広氏もまた、
この命題に思慮をめぐらす経営者のひとりであった。
父の稼業を手伝う形で、異業種から飛び込んだ製造業の世界。
もがきながらも見えてきたのは、
“変えない”ために“変わる”べきこと。
それができる確かな仕組みを構築していく道であった。

川口市領家にあるフジムラ製作所は、
製造現場にいち早くICT(情報伝達技術)を取り入れる
ことで成長を遂げた、「デジタル板金工場」として
注目を集めている。
藤村氏がICT化で叶えたかったのは、
生産工程の“見える化”であった。
同社では、機械部品やステージ器材、アート作品のパーツといった
幅広い製品を設計から手がけているのだが、
それらを造るすべてのプロセスを体系化、およびデータ化することで、
かかる費用をつぶさに算出。各工程の内訳までオープンにした
明瞭な見積りの提示に加え、価格の安定を実現するという、
独自の形態を確立している。

「製造業ではよくあることなんですが、同じ製品でも購入する
時期が繁忙期か否かによって、価格が大きく変わってしまうんです。
でも、サービス業からこの世界に入った僕には、
それがどうしても納得いかなかった。だから、お客さまが、
いつでも安心して発注できるよう、まずは見積り金額の
バラつきをなくそうと始めたことが、
ICTの活用だったんです」

ICT化は、また、技術面でも大きなアドバンテージになっているという。
フジムラ製作所では、すべての製品の加工技術を、データ化して、
蓄積している。よって、同じ製品、あるいは、類似した製品の受注には、
すぐにでも対応が可能となっており、さらには、全社員がそのノウハウを
共有できるシステムが整っているため、常に質の高い安定した製品を
提供し続けることができるそうだ。
「もし自分がお客さまの立場であったら、
こんな会社に仕事を頼みたい」

それが、藤村氏が目指している自社のヴィジョンであるという。

価格と品質を守るために、自分たちが変わる決意。
その勇気と行動力を携えたフジムラ製作所の在り方は、
今、多くの製造業者が活路を
見出すビジネスモデルとなっている。

家族経営の町工場に端を発するフジムラ製作所も今や全国に顧客を有し、溶接に特化した第二工場、組立に特化した第三工場までもを擁する板金ジョブショップへと成長を遂げている。そのICTを駆使した加工技術に対する業界内の信頼は厚く、昨年度は、川口i-wazaブランドにも認定されるに至っている。 藤村代表は、良い製品を造り続けるために、働く環境整備にも力を注いでいる。目指すは、「来るのが楽しくなる会社」。工場内も空調を整え、快適な空間となっている。

 

株式会社京當(きょうとう)バレエアーツ

たくさんの笑顔と活気があふれる
クラシックバレエスクール

代表取締役 京當 侑一籠氏
川口市栄町3-11-15-2F
TEL:048-257-3009
営業時間:11:00~21:30
定休日:月・日・祝祭日
JR川口駅東口から続く、綺麗に整備されたレンガ道の商店街を歩いていくと、ビルの2階にバレエスクールがある。
今回は、夫婦で主宰講師を務める、株式会社京當バレエアーツ 京當 侑一籠社長と杉本 直央(なお)氏に話を聞いた。

◆バレエを通じて豊かな人間性を育む

元々、都内のスクールで講師を務めていた二人だが、結婚を機に、縁があった川口市内のスクールとの共同運営を経て、2013年5月に独立し開校した。スタジオはバレエ専用設計で、床は二重床、TFリューム(バレエ専用の天然素材のリノリウム)を使用し、脚、腰に負担がかからないようになっている。
「バレエの素晴らしさは、踊るということだけではなく、音楽性とともに感性や美しい身体・所作が身につくところにあります。また、一つのことに一生懸命になることで忍耐力や協調性・礼儀など、豊かな人間性を育ててくれます。お子様から大人の方まで、それぞれの目標に合わせて丁寧に指導していくことを心がけています」と侑一籠社長は話す。

◆地域に根差したスクールを目指して

3歳からのプレバレエクラス、成長が著しい小学生の児童A・Bクラス、中学生以上のジュニアクラス、優雅に体を動かす大人のためのオープンクラスと、あらゆるレベルに対応できるきめ細やかなクラスを設定している。
およそ100人いる生徒のほとんどは近隣に住んでいて、地域に定着したスクールだといえる。開校から5年が経ち、ホームページの周知や口コミによりスクールとしての土台が固まってきた。
侑一籠社長は「少しずつですが外にも目を向けなくてはいけないと思い、今年から市内のクラシックバレエ連盟に加盟して、他のスクールとの連携を図っています」と話す。11月3日には、川口総合文化センターリリア・メインホールで、加盟団体の合同公演として「クラシックバレエの夕べ」を開催する(入場無料)。興味がある方は是非足を運んでみてほしい。

◆ダンサーが考案した注目のボディワーク

特徴的なクラスとしては、GYROKINESIS®(ジャイロキネシス)クラスがある。あまり聞き慣れない名前だが、新しいボディワークとして注目されているという。
「GYROKINESIS®は、バレエダンサーが自身の身体ケアのために考案した、ニューヨーク生まれのボディワークです。椅子に座った状態で背骨やインナーマッスルを動かし、呼吸のリズムに合わせて全身をストレッチしていきます。無理なく関節の可動域を広げていきますので、レッスン前のウォーミングアップや基礎の身体づくりに最適です。また、ダンス経験のない方にも是非受講してもらいたいです」と、直央氏は話す。専門の講師による完全予約制で、月2回(第1・3水曜日)開講している。

◆川口からバレエ界全体の発展を

「近年、海外のトップクラスで活躍する日本人の若いダンサーが増えてきています。私自身もドイツへの留学経験がありますが、日本人ダンサーがバレエに注ぐ情熱は、海外のダンサーよりも強いと思っています。ただ、日本国内ではまだ踊ることだけで生計を立てていくには厳しい現状があります。若いダンサーが日本で活躍出来るような舞台を作る、このことが私の夢です。裾野を広げ、バレエがスタンダードになっていく取り組みを、一つずつ進めていきたいです」と、大きな夢を侑一籠社長は語る。また、直央氏は「バレエを通して色々なことを身に付けて、素敵な人になってもらいたいということが願いです。ひとりひとりバレエを始めるきっかけは様々ですが、生徒や保護者の皆さんと共に成長していけることを目指しています」と話す。
1歳の子を持つ、子育て世代でもある二人。子供たちとバレエ界の明るい未来に向かって、日々邁進している。

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